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Google Cloud の使いやすさ、面白さを伝えたい!クラウドエンジニアによる技術ブログ

【設定画面有り】AlloyDB のクラスタ&インスタンスを作成する

概要

AlloyDBのクラスタを作成します。

大まかな流れは下記です。

 

1.クラスタ構成を選択

2.クラスタを構成

 ・基本情報(クラスタID/パスワード/DBのバージョン(Postgresql 14 or 15))

 ・場所

 ・ネットワーキング

 ・[任意]高度な構成のオプション

3.プライマリインスタンスの構成

 ・基本情報(インスタンスID)

 ・マシン(マシンタイプ vCPU & Memory)

 ・高度な構成のオプション(フラグ:カラム型エンジンON)

 

では、実際の画面で設定していきましょう。

 

説明

Google Cloud コンソールから AlloyDB を選択します。

AlloyDBを選択

次に、左メニューから「クラスタ」を選択し、メイン画面から「クラスタを作成」を選択します。

AlloyDB-クラスタ 画面

この時、別の画面が表示された場合は、そもそも、AlloyDBのAPIが有効化されていない可能性があります。

下記記事を参考にAPIを有効化してください。

 

net-tech1.hatenablog.com

 

クラスタを作成」を押下後、下記画面が出た場合は、AlloyDBのAPIは有効化されていますが、「Service Networking API」が有効化されていません。画面に従って、APIを有効化してください。



servicenetworking.googleapis.com の有効化

 

1.クラスタ構成を選択

クラスタ構成は、一番シンプルな構成である「開発とテストのワークロード」を選択します。

選択したら、「続行」を押下します。

クラスタ構成を選択する

 

 

2.クラスタ構成を選択する

・基本情報(クラスタID/パスワード/DBのバージョン(Postgresql 14 or 15))
・場所
・ネットワーキング

の順に入力していきます。

 

まず、基本情報では、「クラスタID」「パスワード」を入力します。

今回、クラスタIDは「 tech1-cluster 」と入力しました。

パスワードは任意の文字列を入れます。生成を押すと自動的に作成されます。

データベースは 14 or 15 を選択します。

クラスタを構成する - 基本情報

「データベースのバージョン」を選択

 

続いて、場所(リージョン)を選択します。

リージョンは、後から変更することができません。

通常は、近いところを選択しますが、リージョンごとに料金が違うので、価格を優先する場合は、海外の安いリージョンを選択するようにしてください。

ここでは、[東京リージョン]を選択します。

「場所」を選択

続いて、ネットワーキングを選択します。ここでは、default を選択しました。

「続行」を押下します。

「ネットワーキング」を選択

 

※ネットワークの選択時に、「プライベートサービスアクセス接続は必須です」と表示されている場合は、「接続を設定」を押下して設定を行ってください。

(後日、別記事で設定画面を紹介します。)

「プライベート サービス アクセス接続は必須です」と表示されているケース

 

3.プライマリ インスタンスの構成

ここでは、

・基本情報(インスタンスID)

・マシン(マシンタイプ vCPU & Memory)

・高度な構成のオプション(フラグ:カラム型エンジンON)

の順に入力していきます。

 

まずは、基本情報です。

インスタンスIDを指定します。ここでは、「tech1-instance」としました。

続いてマシンタイプを選択します。

マシンタイプはリストから選びます。ここでは、最小の「 2 vCPU、16 GB 」を選択しました。

 

プライマリ インスタンスの構成

 

選択肢です。

「マシンタイプ」のリスト表示

 

続いて、「高度な構成のオプション」を展開し、フラグを設定します。

AlloyDBの特徴として、カラム型エンジンがあります。カラム型エンジンを使うことで、検索・分析性能を高め、性能を高めることが可能です。

カラム型エンジンを有効化するオプションを設定します。

新しいデータベースフラグから、「google_columnar_engine.enabled」を選択し、値に「 on 」を設定したら完了を押下します。

「新しいデータベース フラグ」設定画面

 

ここまでで、クラスタインスタンス作成の準備が整いました。

画面最下の「クラスタを作成」を押下します。

押下すると、処理が開始されます。確認画面は有りません。

クラスタ作成を押下

 

処理が始まると、「クラスタを作成しています...」と表示されます。

クラスタ作成中

 

処理が進むと、途中で画面が切り替わります。

内部的には、「クラスタ作成」「インスタンス作成」と処理が行われるようです。

インスタンス作成」まで完了すると、画面下部にその旨のメッセージが表示されます。

今回、7分程度でインスタンス作成まで完了しました。

 

クラスタインスタンスがそれぞれ「準備完了」となっていることを確認します。

クラスタのステータスが「準備完了」になっていることを確認

クラスタ内のインスタンス」のステータスが「準備完了」になっていることを確認

 

これでクラスタインスタンスの作成が完了です。

お疲れ様でした。

 

次回

実際に、インスタンスに接続して、クエリが発行できることを確認します。