概要
AlloyDBのクラスタを作成します。
大まかな流れは下記です。
1.クラスタ構成を選択
2.クラスタを構成
・基本情報(クラスタID/パスワード/DBのバージョン(Postgresql 14 or 15))
・場所
・ネットワーキング
・[任意]高度な構成のオプション
3.プライマリインスタンスの構成
・基本情報(インスタンスID)
・マシン(マシンタイプ vCPU & Memory)
・高度な構成のオプション(フラグ:カラム型エンジンON)
では、実際の画面で設定していきましょう。
説明
Google Cloud コンソールから AlloyDB を選択します。
次に、左メニューから「クラスタ」を選択し、メイン画面から「クラスタを作成」を選択します。
この時、別の画面が表示された場合は、そもそも、AlloyDBのAPIが有効化されていない可能性があります。
下記記事を参考にAPIを有効化してください。
「クラスタを作成」を押下後、下記画面が出た場合は、AlloyDBのAPIは有効化されていますが、「Service Networking API」が有効化されていません。画面に従って、APIを有効化してください。
1.クラスタ構成を選択
クラスタ構成は、一番シンプルな構成である「開発とテストのワークロード」を選択します。
選択したら、「続行」を押下します。
2.クラスタ構成を選択する
・基本情報(クラスタID/パスワード/DBのバージョン(Postgresql 14 or 15))
・場所
・ネットワーキング
の順に入力していきます。
まず、基本情報では、「クラスタID」「パスワード」を入力します。
今回、クラスタIDは「 tech1-cluster 」と入力しました。
パスワードは任意の文字列を入れます。生成を押すと自動的に作成されます。
データベースは 14 or 15 を選択します。
続いて、場所(リージョン)を選択します。
リージョンは、後から変更することができません。
通常は、近いところを選択しますが、リージョンごとに料金が違うので、価格を優先する場合は、海外の安いリージョンを選択するようにしてください。
ここでは、[東京リージョン]を選択します。
続いて、ネットワーキングを選択します。ここでは、default を選択しました。
「続行」を押下します。
※ネットワークの選択時に、「プライベートサービスアクセス接続は必須です」と表示されている場合は、「接続を設定」を押下して設定を行ってください。
(後日、別記事で設定画面を紹介します。)
3.プライマリ インスタンスの構成
ここでは、
・基本情報(インスタンスID)
・マシン(マシンタイプ vCPU & Memory)
・高度な構成のオプション(フラグ:カラム型エンジンON)
の順に入力していきます。
まずは、基本情報です。
インスタンスIDを指定します。ここでは、「tech1-instance」としました。
続いてマシンタイプを選択します。
マシンタイプはリストから選びます。ここでは、最小の「 2 vCPU、16 GB 」を選択しました。
選択肢です。
続いて、「高度な構成のオプション」を展開し、フラグを設定します。
AlloyDBの特徴として、カラム型エンジンがあります。カラム型エンジンを使うことで、検索・分析性能を高め、性能を高めることが可能です。
カラム型エンジンを有効化するオプションを設定します。
新しいデータベースフラグから、「google_columnar_engine.enabled」を選択し、値に「 on 」を設定したら完了を押下します。
画面最下の「クラスタを作成」を押下します。
押下すると、処理が開始されます。確認画面は有りません。
処理が始まると、「クラスタを作成しています...」と表示されます。
処理が進むと、途中で画面が切り替わります。
内部的には、「クラスタ作成」「インスタンス作成」と処理が行われるようです。
「インスタンス作成」まで完了すると、画面下部にその旨のメッセージが表示されます。
今回、7分程度でインスタンス作成まで完了しました。
クラスタとインスタンスがそれぞれ「準備完了」となっていることを確認します。
お疲れ様でした。
次回
実際に、インスタンスに接続して、クエリが発行できることを確認します。